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脇の下が黒くなる原因って何?
脇の下‥むだ毛も悩ましいですが、毛を剃ると毛穴が悪目立ちしたり、黒ずみがあったりと、身体の悩みが深い場所でもあります。
そもそも脇の下が黒ずむのは何故でしょう。
肌は刺激で色素沈着する
脇の下は、腕を動かすたびに服や皮膚同士がこすれます。
また汗をかきやすい場所、しかも汗をかいても蒸発せず蒸れてしまうこともあります。
そんな汗を止めるために制汗剤を使うこともありますね。
またじゃまなむだ毛を剃ったり、抜いたりすることもあります。
このように色々な刺激が肌に加わると、肌が防衛のため、メラニン色素を増やす。その結果、肌は黒くなり、色素が沈着してしまうのです。
デリケートゾーンも同じ理由で、黒ずんできます。
汚れが溜まりやすい
制汗剤をつけたり、汗が溜まったりするわりには、いい加減に洗われてしまうのが脇の下。
顔はマメにパックやピーリングをしているのに、脇の下は放置なんてことも珍しくありません。
脇の方が顔に比べ、入り組んでいますから、汚れが溜まりやすいのは明白。
汚れを溜めているうちに、皮膚の新陳代謝が悪くなり、黒ずみが定着してしまうのです。
制汗剤などの使用はできるだけ、最小限に。消臭効果のある脇汗パッドを使うようにするなどの工夫をするとよいでしょう。
「毛の密集地帯である」ことも脇の黒ずみの原因。
脇毛を剃ってもポツポツするのは、毛の断面が大きくザラザラするのが、大きな原因ですが、これから生える毛が埋没して凸凹していることも多いですね。
毛が太い分、全体的に黒ずんで見えてしまいます。
脇の下が黒ずんで見える原因はこの3つが混ざった状態が多いのです。
脱毛は黒ずみ防止に効果的
まず毛の処理は、永久脱毛を行うのがベスト。毛抜きで毛を抜いてしまうと、毛穴部分の皮膚が傷み、炎症を起こすことも。
また毛を抜き、放置しておくと、より乾燥が進み、黒ずみが悪化。
毛穴は汚くなるという可能性も出てきます。何より毛抜きで毛を抜いても、同じ毛穴からまた毛が生えてくる可能性大。
それよりは、専用の機器で毛穴にダメージを与え、その部分の「発毛力」を殺してしまう方が、トラブルなく肌が綺麗になります。
またカミソリや電気シェーバーは、そこまで肌を傷めませんが「やりっ放し」は不可。きちんと使った後、肌を保湿するようにすること。
また剃る時には専用フォームや石鹸を使い、肌への負担は減らすようにしましょう。
脇の下もきちんとお手入れするべし
脇の下の黒ずみを抑えるには、「きちんと洗う」「しっかり保湿する」
という当たり前のことを繰り返すのが1番効果的。
ただし、汗をかきやすい脇の下は、刺激を受けている分、乾燥しやすい場所でもあります。「きちんと洗う」ために、刺激の強いスクラブソープでゴシゴシというのは逆効果。
しっかり汚れを取りたいなら、汚れを落とす効果のある「重曹パック」を週1程度行うとよいでしょう。
泡立てたボディーソープに食用重曹を1つまみ混ぜ、脇の下に乗せておきます。
その後、シャワーで流せばOK。
ただし、肌が乾燥している場合は、重曹が刺激になる可能性もあるため要注意。重曹の量は少なめにするのがコツです。
日常のお手入れは、普段使っているボディソープをよく泡立てて、脇の下をこすらないように洗います。
また脇の下の保湿は、スキンケアに使っている化粧水や乳液を使えばOK。
乾燥の程度に応じて、乳液やクリームのタイプを選び、量を調整してください。
また肌全体が乾燥しやすい人は、乾燥肌対策用入浴剤を使用するという方法があります。
簡単で、しかも湯船にしっかり浸かることで、肌の血行が促進され、ターンオーバーも正常になります。
ただし、熱い風呂に長く浸かると、肌がより乾燥しやすくなり、寝付きも悪くなります。40℃弱のお湯にリラックスしてつかるとよいでしょう。
美白化粧品や、デリケートゾーン化粧品もお役立ち
すでに脇の下が黒ずんでおり、治したい場合は、美白化粧品を使うとよいでしょう。
ただし、肌が乾燥している場合は、美白成分でより肌乾燥を招くため、避けた方が無難。
そういった場合はデリケートゾーン用のソープや保湿剤を使うとOK。
デリケートゾーン用ケア用品は肌の弱い部分に使うことを、前提して作られています。
またデリケートゾーンの黒ずみを解消する効果のある商品も売られていますが、デリケートゾーンが黒ずむ原因は、脇の下とほぼ同じ。
肌に安全で効果が期待できます。
また、セラミド配合商品など、保湿に特化した商品を使うと、脇の下の乾燥を防ぎ、黒ずみが治まってくることも。
黒ずみ対策として、市販の豆乳やヨーグルトを使う方法も見られますが、肌への刺激を考えると、市販化された商品を使う方が安全性は高く、効果も確実。
長くかかってできるのが「肌の黒ずみ」。
てっとり早く薄くするには、美容外科でピーリングなど処置をしてもらうしかありません。
普段は「洗う」「保湿」の2つをきちんと行い、肌を傷める脱毛をしないなど、脇部分の肌にも気を遣うようにしましょう。
「脇を正しく意識する」ことが「脇美人」への道といえそうです。